2024年は、⼀昨年と同じく、原料⾼、資源⾼という構図は変わらず、物価上昇も続き先ごろ消費者物価指数は2%上昇、個⼈消費も1.3%プラスと政府が発表しました。 また、株式市場では、⽇経平均株価が、34年ぶりの最⾼値を更新し、4社に1社が上場来最⾼値と新聞が発表しております。
多くの企業が、国内景気は「拡⼤」との景況感を打ち出しており、これを背景に働く⼈の賃⾦も増えて需要が伸び、さらに物価を引き上げる「賃⾦と物価の好循環」となればいいのですが、我々、⾊んな現場では、歪が⽣じていることも事実です。
その⼀つが、今までに経験したことのない⼈⼿不⾜。運ぶ⼈がいないから、運送便の配達路線の縮⼩。
サービスを担う従業員さんが⾜りないから、予約を断わざるを得ないホテルや旅館。
それと、我々のお客様である⾷品⼯場も従業員さん募集かけても集まらないので、製造計画の⾒直しを迫られる。
これから、⾃社だけでは、どうにもならない社会全体の問題と向き合っていかなければならないと実感を強めた⼀年でもありました。
また、我々の事業に⼤きな影響を及ぼす海外の輸⼊⾷材の⾼騰。 為替の円安は先が⾒えない状況で続いておりますし、産地偏在、天候不順で農産物由来の原料価格は⾼騰、また⾼⽌まりしております。
私どもは、新年早々1⽉にタイと、ベトナムの新しい⼯場に出向き、視察監査したうえで、両社とも、数か⽉のうちには取引が始まりました。
既存の⼯場とは違い、最初からサンプルや書類のやり取りも上⼿くいかず、苦労したのですが、少しでも、価格を抑えるため競争⼒のある取引先が必要になってきます。 地味ですが、安定した価格でお客様に製品を提供できることが我々の信⽤にも繋がると考えております。
今年度も、課題は⼭積みですが、ひとつずつクリアして成果に結び付けたいと思います。
本年も社員⼀丸となって、より良いサービスの提供に全⼒を尽くして参りますので、引き続きご⽀援頂きますようよろしくお願い申し上げます。
2025年 元旦