木材の加工品の納入、承ります
梅雨に入り、雨に濡れる葉の瑞々しさに癒されています。
ここから夏にかけては湿気との戦いに頭を悩ませますが、日本では古来から木材の吸湿性を利用して上手に付き合ってきたことがよく知られています。その代表格が木造建築であり、生活の細部に至るまで日本人の知恵が詰まっているのではないでしょうか。
私たち田中食材にも木材の持つ力に頼っている商材があります。それは「かまぼこ板」です。かまぼこ板は木材の機能によってふっくらと仕上げ、あの弾力とみずみずしさを保っています。
弊社は蒲鉾の原材料を多くの取り扱ってきたことから、かまぼこ板のお取り扱いも開始し、今では年約200万枚の生産体制で、20社以上にご提供できるようになりました。
このかまぼこ板のために輸入生産・国内生産共に流通経路を整えたことで、今では他の木製製品でもニーズに合ったグレードの木材を卸すことを可能にしています。
木材の良さやぬくもりは他のなにものでも代え難いものです。そこで世界中から良い素材を取り入れてお客様に提供できるよう努めています。
弊社の木材製品をご紹介していきましょう。
用途1:かまぼこ板
日用品から贈答用まで、グレードに合わせたかまぼこ板をご用意できます。
素材や厚みによって蒲鉾の印象が異なりますので、商品作りにおいてとても大切な要素になってきます。
用途2:寿司桶・食器としての木材
寿司桶製品の取り扱いもございます。寿司桶は、木の吸湿性を利用して寿司飯を美味しくいただく必須アイテムとはいえ、店舗にたくさんの寿司桶は必要ではありませんね。
そんな中でも近年お問い合わせをいただくのが「食器としての寿司桶」「食器としての木製プレート」の納入です。木製のぬくもりと見栄えの良さでニーズの高まりを感じています。
寿司桶は和食店、創作日本料理店などで使われ、
木製プレートはカフェなどでもすっかり定着しています。
直接食材を盛り付けて提供する他、小鉢を並べるなどしてお盆の代わりに使うと配膳しやすく統一感も出ますのでおすすめです。
飲食業界においては、回復をみせるインバウンド需要にとどまらず、平成や昭和への時代回帰ブームに合わせて「レトロ」の演出に活用いただくのも良いかと思います。また、器の大きさや深さなどもご相談いただけます。
用途3:木箱
贈答向けの商品に、専用サイズの木箱を用いて商品価値を高めることができます。
酒類のボトルのような割れ物にも向きますし、洋菓子などの形崩れ防止にも役立ちます。
そのほか工芸品として細工を施すための木箱も承っております。
用途4:絵馬やお札(おふだ)
神社の絵馬やお札に使う木材も取り扱っております。
書きやすい絵馬や、なめらかな木札など、人々の願いを伝えるためのものなので品質にこだわっています。
取り扱い木材について
当社には北米北欧産の針葉樹(モミ)を中国で加工したものと、
宮崎県産の杉を宮崎で加工した国内産もございます。
木材は品種や、カット段階での板の目によって印象が変わってきますので
ご利用の用途やご予算に合わせて確認していただきたいところです。
『柾目』 |
高級感・希少価値あり |
・木目:直線に近い縦縞の木目。見た目がきれい。 ・丸太からとれる量が少ないので、板目よりコストが高い。 ・反りや収縮が少ない ・湿度を調整する性質を持っているので、寿司桶などによく使われています。 |
『板目』 |
一般的 |
・木目:年輪の模様が曲線的。 よく目にする木材。 ・コストパフォーマンスがいい。 ・同じ木目になることがないので、個性的。 ・木目の幅や大きさが不揃いになるため、 反りや収縮が生じやすいが、水気を通しにくい。 |
- 国産杉材(宮崎県産):昔から使われている一番身近な板材。木目が美しく、落ち着いた色合いと質感が特徴です。国産杉材は、木材の中でも比較的柔らかく、加工がしやすいのが魅力です。
- 北米材(モミ):板目が綺麗で木材らしい色合いが特徴。
北米モミ材は堅くて丈夫で、耐久性が高いです。 - 北欧材(モミ):近年多く使われていて板目が白いのが特徴。
北欧モミ材は、優れた耐久性と美しい木目が魅力です。北欧デザインに欠かせない素材として注目されています。
食品製造業の方、飲食業の方、木製加工品をお取り扱いの方、神社仏閣関係の方、木材にはそれぞれ特徴や適した用途があるため、お客様の用途やご予算に合わせて最適なものをご提案いたします。
ご要望がありましたら、お気軽にお問い合わせください。