去年1年間をスケジュール帳を開いて、2023年を1月から振り返ってみると色んな出来事がありました。
2023年特に印象的な出来事は、新聞記事に「円安と資源高により貿易赤字が過去最大に」と見出しが載りました。
弊社でも海外から直接輸入して販売を行っているため、円安による輸入コストの上昇は困ります。我々の輸入コストが上がれば、幾分かの負担をお客様にお願いすることになります。
また、企業物価指数も10%以上上昇という記事も出ていました。
わが社でも、毎月のように値上げの文書が仕入先から届き、お客様に何月何日から幾ら値上げの見積書を提出するのが、日々の作業になりました。
スーパーや、コンビニ、色んな小売店でも食品の値上げラッシュは続き、日本の社会が、数十年間のデフレを脱却しようとする過渡期の一年だったかも知れません。
アフターコロナと言われ、人の行き来が増える年でもあり、私も3年ぶり4年ぶりという集まりが増えました。
中でも去年5月に開催されたタイ・バンコクでのTHAIFEXは、世界最大級の食の展示会で、133カ国、8万人以上という規模であり、私も日本から数名のお客様と来場し、食のグローバル化多様化を実感しました。
中には出展されてた中国の企業様と、数回のメールと製品サンプルのやり取りをさせて頂きました。弊社の仕入れ先の一つで吉林省の会社は、コロナ後、働き手を確保できない製品が作れないと苦戦してますが、この会社は、凄く熱意があり、商魂たくましいなと思ったものです。
一方で、つらい出来事もありました。数十年取引していたお客様が廃業されたのです。
この会社の社長様は、人手不足の為に奥様や弟である専務様もご一緒に数か月前から朝3時に工場に入り原料を仕込んでいたと聞きました。
日本の製造業の人手不足は深刻です。何とかしたい、何も出来ないかも知れないけど、何とかしたいと心底考えた7月でした。
9月には、久しぶりに一人での海外出張へ行き、タイ・バンコク、ベトナム・ホーチミン、ダラット、ハノイと5日間で4都市回るという強行日程を経験しました。
ここでも、日本の円安の影響と、経済発展途上の国の人々の活気を感じました。
日本語を勉強している学生たちと数人、面接の機会を得ましたが、「日本で働きたい、家族を持ちたい、家を建てたい」と、しっかりした目標を持っている子たちで、こういう若者が日本で働いてくれたら、人手不足解消になると思いました。
技能実習制度の廃止、外国人材確保への転換と政府も動き出しました。
11月、12月は来期を見据えて、実行したい構想の為に動きました。
課題は、山積みですが何とか形にしたいと思います。それが、多くのお客様、取引先様の利益につながると信じます。
本年も社員一同一丸となってよりよいサービスのご提供に全力を
尽くしてまいりますので引き続きご支援いただきますようお願い申し上げます
2024年 元旦